外科
方針・特色
「患者様ファースト」をモットーに診療を行っています。
2020年6月より、外科領域の手術を開始しました。
地域の特徴を踏まえ、患者さんの状態に応じた過不足の無い手術を心がけています。
行っている手術は以下の通りです。
- 消化器悪性疾患:胃癌、大腸癌、肝胆膵癌、GIST(消化管間質腫瘍)、その他
- 消化器良性疾患:胆石、胆嚢ポリープ、総胆管結石、急性虫垂炎、そけいヘルニア(脱腸)、絞扼性腸閉塞、膣ヘルニア、内痔核、その他
- 乳腺疾患:乳癌、乳腺良性腫瘍、その他
特に上記青字の疾患については、腹腔鏡下手術を積極的におこなっております。この手術は、日本内視鏡外科学会が厳しい審査で認めている、「技術認定医」が行うことが推奨されている手術で、お腹を大きく開けることなく、身体に対する負担が少ない手術です。
当院には、この「技術認定医」が2名在籍しております。安全に且つ患者さんへの負担を軽減する手術を行っておりますので、どうか安心してご相談ください。
近況報告
令和6年度は、コロナ感染が5類に引き下げられ、日本全体の感染状況もやや落ち着いた感が有りました。 外科としては手術の規制も緩和され手術数が大幅に増加しました。2020年に手術を再開させてから初めて手術総数が100例を超えて、114例の手術を行いました。
麻酔科の常勤医の先生がおらず、手術をする曜日が限られており、週一日しか手術が出来ない状況下の手術数としては、かなり健闘していると考えます。これも2023年に宮内洋平先生、2024年に片山知也先生が加わって頂いたおかげと考えております。
二人の先生の加入に伴い、当院の特徴である腹腔鏡下手術数も順調に伸びており、市民の皆様により安全で身体に対する負担が少ない手術を手供する事が出来ていると考えます。
また、悪性疾患の増加に伴い、手術の増加に相まって、化学療法の症例数も増加してきており、更に緻密な治療をご提供できる体制が整ってきました。
今後もより研鑽を積みまして、市民の皆様に安全で高度な治療を提供できるようにしたいと考えております。
手術室スタッフ
診療日程
診療科 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
外科 | 午前 | 宮内 |
片山 |
宮内・飯島 | 蓮尾 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午後 | 蓮尾 | 飯島 | 片山 | |||
乳腺外科 | 午前 | 飯島 | ||||
午後 | 蓮尾
(14:00診療開始) |
飯島 |
医師紹介
医師名 | 役職 | 経歴・資格等 |
---|---|---|
蓮尾 公篤 |
副院長・ 外科部長 |
昭和61年 信州大学卒業 |
片山 知也 |
外科医師 |
平成10年 山口大学卒業 |
宮内 洋平 |
外科医師 |
平成17年 金沢医科大学卒業 |
神 康之 | 非常勤 |
平成3年 横浜市立大学卒業 |
飯島 玲奈 | 非常勤 |
平成13年 東海大学卒業 |
手術実績
( )は腹腔鏡下手術数、*は乳房温存数
病名 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | 令和5年度 | 令和6年度 |
---|---|---|---|---|---|
胃癌 | 5(0) | 7(1) | 6(0) | 9(1) | 9(4) |
結腸癌 | 12(8) | 12(10) | 13(6) | 16(7) | 17(12) |
直腸癌 | 3(0) | 1(0) | 3(0) | 3(1) | 8(7) |
肝癌 | 1(0) | 1(0) | 0 | ||
乳癌 | 9(*9) | 4(*4) | 4(*3) | 3(*0) | 11(*5) |
胆石症 | 10(10) | 5(5) | 11(10) | 10(9) | 9(9) |
胆嚢ポリープ | 1(1) | 1(1) | 1(1) | ||
そけいヘルニア | 17(17) | 15(15) | 35(34) | 21(20) | 26(26) |
膣ヘルニア | 1(0) | ||||
虫垂炎 | 4(4) | 1(1) | 0(0) | 3(3) | |
虫垂腫瘍 | 1(0) | 0 | |||
小腸腫瘍 | 1(1) | 0 | |||
内痔核 | 1 | ||||
Stoma造設 | 4(0) | 5(0) | |||
Stoma閉鎖 | 2(0) | ||||
イレウス | 4(0) | ||||
その他 | 11 | 7 | 7 | 10(0) | 17(0) |
合計 | 67(44) | 56(39) | 83(56) | 78(39) | 114(62) |